情報ネット・メディアコースでは、ICT(情報通信技術)の専門性と応用を基盤とし、
科学的思考力、技術的実践力を身に付けた想像力豊かなエンジニアの育成を目指しています。
教育目標
コンピュータのハードウェアおよびソフトウェアの急速な発展に加えて、ネットワーク工学との融合により、新たなコンピュータ技術や情報処理技術が誕生しています。センサやIoTデバイスより収集されたビッグデータは、情報工学に基づいたAI技術により新しい価値を与えられることになり、日々新しいサービスが生まれる土壌を作り上げています。
個人レベルでも、スマートフォン・タブレットやVRゴーグルなどのICT機器を使用し、ネットワークを介してVR・ARを体感することが一般的になっています。そのなかで、メディア工学に基づいた音声・画像・CG処理は欠かせないものとなっています。スマートフォンが2007年に登場して以降、情報環境は急速に様変わりしました。この変化は、今後も続いていくものと予想されます。
情報ネット・メディアコースでは、数学や情報通信技術・システムの基礎の理解を第一とし、応用も踏まえた充実したカリキュラムや設備を通じて、現在だけでなく日々変化していく情報環境・将来の情報環境にも対応可能な、想像力豊かなエンジニアの育成を目指しています。 |
学生に対しては、学科専門主要科目に対する補習、質問なども随時受けています。 したがって、学生も「分かろうとする熱意」を持って質問するために研究室を訪れて勉強する姿がよく見られます。
ここでは学年の垣根を乗り越え、全ての学年の学生が一緒になって勉強をする姿を見ることができます。 主要な必修科目では、助手、TA(ティーチングアシスタント;大学院生)、SA(スチューデントアシスタント;主に学部4年生)を多く配置し、本当に実力をつけて卒業できるサポート体制を整えております。
在学中に難関国家試験合格を果たす学生も複数出るなど、学修結果が着実に成果として表れております。 |
情報工学・ネットワーク工学・メディア工学の
3つの分野が学べる
情報工学分野
コンピュータによる情報処理に必要なオペレーティングシステム、作り上げた情報処理の流れをコンピュータ上に実現するためのプログラミング技術、数値処理・数式処理を学びます。コンピュータの中身はどのような構造で、データはどのように処理されているのかといったことを学び、「情報」とは一体何であるかを理解します。これにより、情報のどのような形態(マルチメディア)の表現にも、ネットワークの流れの利用にも応用が可能になります。 このコースは、コンピュータ上で情報を扱うときにコアとなる科目群が配置されています。
(例)人工知能演習、オペレーティングシステム、信号処理、情報セキュリティ、データベース理論及び演習、データ解析応用 など。
ネットワーク工学分野
さまざまなネットワークのしくみ、ネットワーク上での情報伝達方法、安全性の確保をさぐる手段、情報通信技術によるサービスの実態をさぐります。また、独自のネットワークを構築したり、有益な情報を発信する方法を学び、ネットワーク環境のつくり手としての知識と技能を深めます
(例)ネットワーク工学、ネットワーク構築演習、ネットワークサーバ構築演習、ワイヤレス・モバイルネットワーク など。
メディア工学分野
音、音声、画像、映像(静止画、動画)などの、各種メディア情報の表現や処理技術を学びます。人間にとって直感的に理解できる形態の情報をつくるには、どのような工夫が必要かを考えます。
(例)WebSiteデザイン演習、インタラクティブプログラミング、メディア工学概論、医用画像工学 など。